劇場版 超・仮面ライダー電王

やっと見れた。適当に雑感。
ギャグ演出がクドすぎたこと以外は、全体的にまあまあよかったと思う。それほどだれなかったし。
「電キバ」と「さらば」は金田監督だったからアクションが楽しめたけど、今回はそういう意味ではそれなり。
田崎監督が力入れたのは、戦艦なのかなあ？その後のゴルドラ戦の消化試合っぷりが酷かったし。
超電王がラストに活躍するんとこじゃないんかいと、突っ込みたくなった。

ユウ絡みがいまいちな印象。
とにかくレギュラーメンバーと絡まなすぎて。ＴＶのゲストキャラより絡んでないぞ、これ。
レギュラーメンバーががんばった・会話した・敵を倒したから、ユウが成長した・問題が解決したわけじゃないってのが。
そしてその過去の問題と解決が、その後の彼のキャラクター性に何も繋がっていないという。
オチとしてはいいけど、それも「過去から繋がりがあったよ」ということ以上に意味はないし。
これをオチにしたってことは、作り手が電王をキャラものとして自覚的に作っていることの証左なのかも。

やはり、テンプレ行動するだけのレギュラーメンバーとか、かませポジを確立たNEW電王とかお腹一杯感が溢れる。
いつものノリも悪いとは言わないけれど、もう少し仮面ライダー的にマシな盛り上がりが欲しい。
NEW電王ベガフォームはテディに何か起きた結果なのかと思いきや、あんな感じの登場だもの。

「さらば」で未来に繋がる最終回を見せたのに、また次を作る羽目になってるのは決していいことじゃないと思う。
違うアプローチでキャラ掘り下げをしてみせる辺りは流石だけど、もう限界だよなあ。

そんな中、個人的に面白かったのは、そういやあったねキングライナーとか、戦ってるのにモブにしか見えないテディとか、目立つ檜山声のザコとかだった。
次回があるのかわからないけど、そのときはもうちょっと生き生きした彼らを見たいなあ。